猫目茶寮

その時々の、好きなことを気まぐれに
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  [ 海の見える坂の街 ]
2008-06-29(Sun) 16:26:53
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高楼方子さんの「緑の模様画」を読んで、とても気分が良くなったので、物語の舞台であろうと思われる、海の見える坂の街へと行ってきました。


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正しい観光地めぐり(笑)
普段、なかなかここまで行くことはないので、久しぶりの散策でした。


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古い建築物がいろいろ。
幼稚園までもが素敵な感じ。


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何がどこにあるか、おおよそのイメージでしか把握しておらず、勘で歩いていたのですが、公会堂までやって来ました。


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しかし、やはり心の地図があやしくなってきたので(方向音痴…)、観光客のふりをして、ここでマップをもらいました。
いや、坂を下れば海、登れば山。高い所に行けば低い所にあるものが見えるという、わかりやすい地形なんですが…。


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教会や旧領事館、歩く先々の建物の庭で、バラが咲き誇っていました。
花の季節なんだなぁ。


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昼食をとったカフェにもバラがたくさん!
グリーンゲイブルズというカフェ。今回の乙女チック散歩(?)にふさわしく、「赤毛のアン」をイメージした乙女なカフェに行きました。

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  ロマンチックただよう店内で
  ゲイブルズサンドを食す。




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眺めはいいけど、晴れた夏の日に坂道を歩くのはきつかった…(笑)
暑さと疲労と時間の関係で行くのを断念した函館公園も、今度散歩してみたいです。
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  [ 「緑の模様画」高楼方子 ]
2008-06-27(Fri) 23:02:57
緑の模様画 (福音館創作童話シリーズ)
「緑の模様画」 高楼方子 (福音館書店)

雪解けの三月、海の見える坂の街。12歳のまゆ子は、丘の上に建つ女学院で暮らすテト、アミという少女と出会い、すぐに仲良しになる。三人が出かける先に何度も姿を現す茶色い瞳の青年の不思議。たまに出会う白髪の老人の謎。「小公女」に寄せる思いがそれぞれをつないでゆく。

ページをめくりながら、ほのかな喜びを感じるような物語でした。
クラシカルでロマンティックな感じのする丘の上女子学園。春休みの学校で、三人の少女が出会って、おしゃべりをしたり、一緒に勉強をしたり。三人だけの秘密の場所を作ったり、寮に伝わる怪談話を確かめに行ったり。
仲良くなっていく三人をみていると、自分の中の少女の心が呼び起され、懐かしいようなうらやましいような気持ちになりました。女子学園がまた歴史がありそうで素敵なんですよね。
三人の少女たちは、若い芽のように生き生きと、みずみずしくて、みていてきらきらとした感じです。

時代を超えて読まれている「小公女」の本が、物語をつなぐ重要な役目を果たしています。
まゆ子がアミと仲良くなるのも「小公女」の挿絵がきっかけ。
そして、たまに街で見かける白髪のおじいさんも「小公女」の本を手にしていた…。

私は「小公女」って、読んだんだったか、読んでないんだったか?名作劇場のアニメのほうの印象が強いです。
でもこの「緑の模様画」を読んでいると、「小公女」も読みたくなってしまいますね。貧しくなっても気高さを失わないというセーラの姿が気になります。


ところで、この物語の舞台である海の見える坂の街は、とても函館を思い起こさせます。
作者の高楼さんは函館出身なんですね。
石畳の坂道から海が見えたり、洋館風の建物や教会があったり、小さな遊園地と動物園、そして古びた図書館のある公園があったり。
丘の上女子学園は、建物のイメージとしては、私は杉並町にある某女子校を勝手に(あくまでも勝手に)イメージして読んでました。場所は全然違うんですが。
函館元町界隈を歩きたくなってしまいました。
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  [ 「三日月パン」ささだあすか ]
2008-06-24(Tue) 21:58:41
三日月パン 2 (2) (花とゆめCOMICS)
「三日月パン」全3巻 ささだあすか (花とゆめコミックス)

タイトルは正しくは「三日月」と「パン」の間に三日月マークが入ります

仕事と家を失い、騙されて貯金も無くした少女・みずほは、パン屋の前で行き倒れているところを龍吉となつきという兄妹に救われる。行くあてのないみずほは、とっさに腹違いの妹だとかたり、龍吉のパン屋「三日月亭」を手伝いながら一緒に暮らすことになる。

商店街の片隅にある小さなパン屋さんを舞台にしたほんわかとしたお話。
店長の龍吉は、かなり無愛想だけど美味しいパンを作る職人さん。とても妹思いのお兄さん。年の離れた妹のなつきは、キュートな保育園児。なっちゃんかわいい~。
みずほは騙され体質の素直な女の子。明るくて頑張り屋さん。一生懸命でいきいきと働いていますね。

龍吉のことを悪く言われたみずほが、「たっちゃんは優しいし男前だしすっごくすっごくすっごくいい人だよ!!」と言う場面があるのですが、たっちゃんは、ほんとに無愛想だけどいい人ですね。
一緒に暮らす三人を見ていると、ほのぼのとした気持ちになります。
読みながら、にこにこ(あるいはニヤニヤ?)してしてしまいました。
ささださんのマンガは初めて読んだのですが、よかったです。

「三日月パン」よりも前の作品、「日向で昼寝」も読みました。
新居に引っ越してきた高校生の小夏が、園芸店でバイトしている青年と知り合い、新しい家のガーデニングに挑戦するという話。こちらもほのぼのラブで、読んでいてなんだか笑顔になります。
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  [ 「禁じられた楽園」恩田陸 ]
2008-06-22(Sun) 11:04:19
禁じられた楽園 (徳間文庫 お 30-2)
「禁じられた楽園」 恩田陸 (徳間文庫)

久しぶりに恩田陸を読みました。
帯に「めくるめく幻想ホラー」と書いてあり、そのとおりホラーで、全体的に不安で禍々しいような雰囲気なのですが、私としてあまり怖くなかったです。ホラー苦手なので助かりました。

負の魅力を持ったカリスマ性のある若手天才芸術家・烏山響一。彼が手がけた山奥にある野外美術館に招待された若者たちが、美術館の中で恐ろしい目にあうという話です。

野外美術館は熊野の山奥にあって(熊野に行ってみたい…)、山道を登ったり降りたして現代美術を体験しながら進むテーマパークのような大掛かりなもの。一日では回りきれないくらいの規模です。
しかも一般には公開されておらず、招待された人しか入れないプライベートミュージアム。
そして、そこに入った者を待っているのは、人を不安にさせ、過去の記憶や深層心理を暴きだすような恐ろしい仕掛けなのでした。
招待客を招き入れた真意は何なのか?美術館に関わり、行方不明になってしまった者の行方は?などなど、気になってぐいぐい読んでしまいます。
でも読後に深い印象はあまりなかったです。


ここからネタバレしますのでご注意。

 More...
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  [ 「ピアノ」原田郁子 ]
2008-06-19(Thu) 23:31:49
ピアノ
「ピアノ」 原田郁子


 「いつか きみが 言ってくれたこと
  いまも むねの なかに のこってる
  りんりん らんらん なんか うれしいな

  家と家の ちょうど すきまから
  それは それは 美しい 夕陽をみた
  りんりん らんらん なんか うれしいな
  りんりん らんらん だれかに いいたいな」
   
   (原田郁子 「緑道」)


先週ライブに行ってからは、原田郁子さんばかり聴いていて、ちょうどこんなふうに美しい夕陽をみたあとのような気持ちが、ずっと続いていたのでした。

4年くらい前に発売された「ピアノ」というアルバムを、もうずっと聴いていなくって、ライブに行く前に聴き返してみたら、なんかすごく良くってびっくりしたのよ。
で、行ってきてからも聴いてます。いいなぁ、こんなによかったっけ?

余計な力が抜けて、クリアになっていくような軽やかさ、おだやかさ。
晴れた夏の日に、レースのカーテン越しに光が射し込んできて、風が吹くたびに壁に映った光と影が揺れているような感覚がします。


  「できるだけ むずかしくしないで 伝えたい
   大げさなのは くたびれちゃうよ」
    
…というのは、「鳥の羽 鳥の影」の中のフレーズ。
こんなふうにゆるやかにいきたいと思いました。
まあ、仕事ではゆるやかではいられなかったりもするのですが、こういう気持ちも大事だと思ってます。

シングルにもなってる「たのしそう かなしそう」は、アップテンポで気分爽快ですね♪ → 


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  [ 「罪と罰」鈴木有布子 ]
2008-06-17(Tue) 21:10:14
罪と罰 (Wings comics)
「罪と罰 」全3巻 鈴木有布子 (新書館 ウィングス・コミックス)

2008年もそろそろ半分終わりますが、今年はけっこうマンガに囲まれた一年になりつつあるかも…。

「罪と罰」は、「ツミトバチ」と読みます。バチなのね。
タイトルがシリアスだけど、内容はファミリー・コメディ。

木造の大きくて古い家、一色家が話の舞台。昔、一色家には守り神がいて、そのおかげで家は繁栄していたが、ある出来事が神様の怒りに触れ、神は家の一室に籠ってしまった。それ以来、一色家は急速に傾いてしまい、現在に至る。
主人公の太郎が二百年ぶりに開かずの間をあけると、中から座敷わらしが現れた。幸運を呼ぶはずの座敷わらしだが、一色家を呪っていると言う。

太郎のお父さんが放蕩の限りを尽くしていて、家に借金取りが押し掛けてきたりとか、いろいろ事件もあるのですが、座敷わらしの「神さん」と、一色家の人々との楽しくあたたかな日々が描かれています。

神さんは何百年も生きてるんだけれど、座敷わらしだから子供の姿。小豆が大好きなところがかわいい。あと神さんはやはり和服が似合いますね。
3巻には貧乏神も登場するけど、その子もなんだかいじらしく憎めないのでありました。

ラストのほうの、神さんのモノローグが印象的でした。(ネタバレかな…)

「きっと家はまた誰かを見送り そして誰かを迎えるだろう
 お前は誰かを支え 誰かに支えられるだろう
 わしはそれをいつまでも見守ろう いつか―
 いつかお前を見送っても」

私はこういうのが好きなのかもしれないな、と思いました。
時が流れていく中で、変わっていくものをずっと見続けている何か、といったような話が。

巻末の描き下ろし「12年後の罪と罰」も面白かったです。


そういえば、昔、友達に「座敷わらしみたいだ」と言われたのですが…、何故?小さいから?(笑)
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  [ すずめ食堂 ]
2008-06-14(Sat) 23:23:16
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家で鳥の餌を撒いている人がいるので、毎朝、家の前にスズメたちがやってきます。
最近、まだ羽の色の薄いヒナも来ています。
この写真は子スズメですね。
親鳥と一緒に来て、家族で行動しています。親が子スズメの口に餌を入れてやったりもしています。そんな時に他のスズメが来ると、親スズメが怒るそうです。

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スズメのたまり場になっています。
今は暖かくて他に食べ物もあるだろうから、こんなに餌を与えてスズメを甘やかさなくてもいいのでは~?とも思いますが。
でも、毎朝スズメを見ると、おお、今日もスズ子たちが来ているのぅ、と思います。


***

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この前、函館山から撮った海。
靄がかかっていて、湾の向こうに見えるはずの対岸の景色は灰色の向こう側。
空と海の境目も謎。
でも夕日が海に映っていました。


***

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これまた何日か前に撮った空。
うろこ雲?
雲の写真だけ見ていると、飛行機に乗って空の上から撮る雲と、空を見上げて撮る雲と、あまり変わらないような気もする。
雲がだんだん泡のように消えていって、波打ち際みたいだなぁと思いました。
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  [ 原田郁子「気配と余韻を楽しむツアー」函館 ]
2008-06-11(Wed) 20:10:10
昨日は、クラムボンの原田郁子さんのソロライブ「気配と余韻を楽しむツアー 弾き語り!」に行ってきました。
会場は函館山山頂、クレモナホール。

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この山の頂上でやりましたよ。

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ロープウェーで行くのです。
ライブのチケット代金にロープウェー往復代金も含まれているのです。なかなか無いシチュエーション。

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山頂からの眺め。
日射しは明るいのに、もやがかかっているような天気で、下界の景色はベールがかかったようにぼんやりしています。残念。夜景は大丈夫かな?

ホールは展望台の建物の中にあって、ステージ(段差が無くって平面だったけど)の奥がガラス張りになっているので、こんな景色をバックに演奏することになります。
ちょうど6月で日が長いから、ライブが始まった時はまだ夕暮れで明るくて、次第に日が落ちていって夜景が輝くというロマンチック空間です。
演奏している方も気持ちがいいと思う。郁子さんもすっごく感激してましたよー。

肩に入った力が抜けるような、郁子さんのやわらかなピアノと歌声。ほっとしたり、切なかったり。眼下に広がる夕暮れの街にはだんだんと灯りがともっていって、音楽と景色とでなんだかもう、終始、目がうるうるしてしまうような感じでした。良いライブでした。
CDで聴いていた曲も、ライブではさらに魔法がかかったように良かったです。

ソロの曲の他に、クラムボンの曲もやりました。「charm point」と「ふたり」など。
「ふたり」は幸せな風に包まれるような大好きな曲なので、聴けてよかったです。
そして、「charm point」、この曲こそ、背中押されたら泣いちゃうかもっていう感じで胸に響いてきてすごかったです。ハンカチ持ってる人、たくさんいましたね。

楽しかったのは「かじき釣り」。
ツアー中に各地で、「かじき」のところに、その土地の名物の魚をあてはめて合唱してきたそうで、「あちこちでいろんな魚を釣ってきました」とのこと。
函館は…、やっぱりイカでしょ。「イカす街・函館」ですからね。(ほんとにこういうキャッチフレーズがある。駅のホールはイカスホールだし)
そんなわけで、♪釣れるかな 釣れるかな こわくて たのしい イカ釣り~♪ と、みんなで手拍子・合唱しました。手拍子は郁子さんに「なんか演歌の手拍子みたいだよ」と言われましたが。
ライブ終わってからも、イカ釣りの歌が頭から離れません。

ロープウェーの運行時間の都合もあって、あまり演奏を長引かせられなかったらしく、後半は「もしロープウェーが終わっちゃったらみんなどうやって帰るの?」と言いながら、演れるところまでやるといったステージでした。
最後に郁子さんは、「みなさん、猛ダッシュでロープウェーへ、行ってください」という言葉とともに元気に去って行きました。ロ-プウェーへ、ゴー!みたいな感じでおかしかったです。


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下りのロープウェーに乗る直前に一枚。
急いでたので、ブレまくりでひどい。
こんな夜景を眼下に眺めながらの素敵ライブでした。行ってよかった~。

前の方の席だったので、郁子さんを至近距離で見ることができ、ピアノの上を踊るように跳ねる指使いも見れてそれもよかったです。「よかった」ばっかりの嬉しいひと時。
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  [ ソラミミ ]
2008-06-09(Mon) 22:04:38
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また、かもしている…。
この前、パソコンで「金の大地」って打とうとしたら、「菌の大地」って変換されて、大変衝撃を受けました。
菌の大地…、腐海ですか。


それはさておき、7月には遊佐未森さんの昭和歌謡のコンサートが浅草であるのですが、私は最初は行かないつもりで。月曜日仕事休まなきゃないし。
それで優先予約もしてなかったのですが、やっぱり行きたくなって、結局、一般発売でチケット買っちゃったりして。

遠征するし、これからは節制しなきゃ~とか思っていたら、あなた、なんと同じ月にファンクラブのイベントをやるっていうではありませんか!
きぇー! なんですとー!? 私に月に二回東京へ行けとおっしゃるのか!!
きびしーー。マジっすか。

会報をみながら、うわー、ひえー、と一人つぶやく今宵のわたくしでした。
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  [ 「月の森に、カミよ眠れ」上橋菜穂子 ]
2008-06-08(Sun) 17:57:20
月の森に、カミよ眠れ (偕成社文庫)
「月の森に、カミよ眠れ」 上橋菜穂子 (偕成社文庫)

「神と人、自然と文明との関わりあいを描く古代ファンタジー。」(本のカバーより)
「精霊の守り人」の上橋菜穂子さんの初期の作品です。最初の刊行は1991年。結構前ですね。
上橋さんは文化人類学者でもあるので、古代の人々の暮らし、風習や祭祀などリアルに描かれています。

先月、縄文時代の遺跡に遊びに行ったあと、なんとなく縄文っぽいものが読みたくなり、積んであった本の中からこれを読みました。
でも時代としては縄文よりももっと後の物語です。もう都には朝廷があって、租税や班田収受の制度もできているような時代。
小さなクニやムラがどんどん中央に従っていく中で、まだその土地の自然のカミを敬い、森で獲物や木の実を採って縄文時代的な生活をしている隼人のムラが舞台です。

キシメは蛇ガミを祭るムラの巫女で、時が来たらカミへと嫁ぐことになっている少女。
小さなムラの中に、森の蛇ガミとの掟を守り、神域には手を触れずに暮らしていこうという考えと、カミを封じ、神域である沼に稲を作って暮らしていこうという考えがあり、キシメの心は迷います。

ずっとずっと昔に、たくさんのムラが、こんなふうに土地のカミを封じ、朝廷に従っていったのでしょう。
そして、荒々しい自然を、人間が暮らしやすいように作り変えてきた。
一度破ったカミとの「掟」から派生するものは、最初は少しの湧き水のようなものかもしれないけれど、「しだいにまわりをけずり、人にとっては、考える気にもならぬほど長い時ののちに、その水におのが身をけずられて、崖はくずれさる。」という言葉が印象的でした。蛇ガミであるタヤタの言葉です。
今その、「長い時ののち」が近づいてきているのかなと、最近の地球の環境をみて思ったりもするのでした。


ところで私は、心に迷いがあるキシメよりも、蛇ガミのために一生を森ですごしたホオズキノヒメの方が好き。
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  [ 氷室冴子さんのこと ]
2008-06-06(Fri) 22:05:58
さっきネットのニュースで小説家の氷室冴子さんの訃報を知って驚いています。
ご冥福をお祈りいたします。

私と同じような世代の本好きの女の子なら、きっと氷室作品を読んですごしてきたのでは?

実は、私が初めて買った文庫は、氷室さんの「シンデレラ迷宮」だったのです。初めての文庫がコバルトって、全然高尚じゃないですけど。
小学校、中学校の頃によく読んでいました。「少女小説家は死なない!」に大ウケしていたなぁ。
その後、高校の時に「なんて素敵にジャパネスク」を読み、社会人になってからも「銀の海金の大地」を読んでました。けっこう長いおつきあい。
ここ数年は、全然新作が出ていなかったようですが。

「クララ白書」も面白かったです。札幌にあるカトリックの女子校の寄宿舎を舞台にした青春コメディです。
これを初めて読んだときは、札幌という街が、まだ本の中にある別の世界のように思えていたのだけれど、その後、札幌に進学して、自分の通っている学校の中等科(同じような敷地内に中学、高校、短大、大学のある学園だった)が「クララ白書」のモデルらしいということを知りました。
主人公の住む札幌は現実と地続きでした。あとから読み返したら、身近に感じる部分もあり、近くにある美容院の名前まで同じでおかしかったです。
今読んだら、きっとたまらなく懐かしくなるような気がします。

氷室さんの本を読んで、笑ったり、どきどきしたり、元気になったり(なんだか前向きなイメージ)、そんなふうに少女時代をすごした人ってたくさんいるのでしょう。私もね。
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  [ ぼたん観察日記 ]
2008-06-04(Wed) 23:15:44
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今年も牡丹の花が咲いています。
昼間は鮮やかに花開いているのに、日が傾いたら、おやすみなさいモードで花びらが閉じちゃうのもかわいいな。
毎日、開いたり閉じたり、すごい仕組みだなぁと感心もしております。

それにしても牡丹はほんとに華やか。こんなのを髪に挿した綺麗な女の子に会いたいわ。

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つぼみもかわいい。まだ夢見ているような感じで閉じてます。


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ピンク色に遅れて、赤も開いていきますよ。
この丸いつぼみの中には何が詰まっているのだろう…と思ってしまいます。

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やっぱり赤は豪華絢爛な感じがしますね。ピンクより遅く咲いてるのに大人っぽいな。あでやかです。

つぼみが開き始めてから、6月とは思えないくらい寒い日が続いたのですが、牡丹もがんばってます。
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  [ 「ナラタージュ」島本理生 ]
2008-06-03(Tue) 00:13:56
ナラタージュ (角川文庫 し 36-1)
「ナラタージュ」 島本理生 (角川文庫)

たまには恋愛小説を読むのだ。
職場の人が「すごく良かったんで、読んでみてください」と貸してくれたので読んでみました。
島本さんの文章は読みやすいですね。そして作品世界にひきこまれ、ぐいぐいページをめくってしまうのです。

「ナラタージュ」という言葉は、辞書をみると、「映画などで、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法。」とあります。
そんなわけで、この物語は、もうじき結婚をひかえた主人公が、過去の恋を振り返るという形で進みます。

大学生の泉は、高校の恩師だった葉山先生からの頼みで、部員が足りない母校の演劇部の発表会を手伝うことになります。
泉は高校時代から葉山先生のことが好きで、再会することによって再び先生への想いが高まるのですが、先生には泉を受け入れられない理由があるらしい。

お互いに好きなのに、一緒にいることはできず、もう一生会わない約束をするってどうなんだろう。
一方通行ならともかく、お互い想いあってるんですよ。なんなのよ、先生!?と私などは思ってしまいますが。
でも泉が葉山先生に惹かれる気持もわかります。先生、いい人ですよね。煮え切らなくて、はっきりしろ!って思いますけどね。

抑えていたものが不意に崩れて溢れだしてくるような、最後の数ページが切ないです。
泉はこうやって、先生への想いを抱えたまま、ずっと生きていくんでしょうね。


以下、内容に触れつつ一言。
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