「天と地の守り人」第一部・第二部・第三部 上橋菜穂子 (偕成社)
行方不明のチャグムを探すバルサ。タルシュ帝国が迫るなか、異界<ナユグ>にも変化がおこっていた。バルサは大切なものを守りきれるのか。(巻末のあらすじより)
シリーズ全10冊を読み終わりました!
物語を読む喜びを、ずっと感じながら読むことができました。早く続きを読みたいのに、読み終わるのが惜しいような気持ちもあり。
児童書や、ファンタジーという枠に収まらない大きな話でした。
長い物語を読むのが好きな人で、まだこのシリーズを読んでいない人がいたら、読んでみるといいよ。面白いよ。損はさせませんよ。
最終作の「天と地の守り人」は三部作。ロタ編、カンバル編、新ヨゴ編、と北の大陸の国を移動しながらストーリーは進みます。
これまで別々に進んでいたバルサの物語とチャグムの物語が、ここで合流します。
タルシュ帝国の侵攻と、異世界の季節の変化による自然界への影響と、世界には二重の変化の波が押し寄せてきます。